強かった。
東芝は強かった。
この試合を見て、素直に感じた感想です。
前節、クボタに大勝したサントリーに対し
素晴らしい試合内容と結果を残してくれました。
東芝 ２６ ー １９ サントリー
東芝の強いフォワードが力強く攻め、そして、守る。
東芝のフォワードは前節同様、アタックをすれば、確実に前に出て
ディフェンスは粘り強く、反応も良く、高い集中力で守り切りました。
一方のバックスも安定したパス回しと素晴らしい連携。
その中心にはモウンガ選手。
でも、モウンガ選手だけでは、もちろんありません。
またもやトライを決めたナイカブラ選手。
W杯の後に大きな自信をつけて、2段、3段、レベルアップしました。
自信をつけると、こんなにもパフォーマンスに違いが出るのですね。
（元々凄い選手でしたが、明らかにパフォーマンスが変わった印象です）
終始、攻守の中心で躍動した眞野選手。
安定かつ、常に高いパフォーマンスの松永選手。
セットプレーでは
１列の選手はスクラムで終始サントリーを圧倒。
このスクラムとモールの優位性がこの試合では大きなポイントでした。
こういうスクラムが組めると、試合は楽になりますよね。
この試合で印象的だったのは、特に東芝のディフェンスです。
解説の村上さんが「赤い壁のようだ」とおっしゃってしましたが
サントリーを１トライに抑えた、東芝の見事なディフェンスでした。
やはり、ディフェンスが良くないと、上位には入れないので
今日のようなディフェンスを続けてほしいと思います。
モウンガ選手のキックの飛距離と正確性や
フリゼル選手の攻守にわたる献身性が、東芝に大きく寄与しているのは
間違いないですが、それでも今日の試合を見ていると
東芝の各選手の実力の高さを改めて、感じました。
今日出た選手を見ていて思うのは
単に身体能力やスキルが高いというだけでなく
判断の速さや、判断の質の高さといった、知能面でのレベルの高さを感じます。
モウンガ、フリゼル選手はまさにその典型ですが
ディアンズ、ピアス、眞野、松永選手のような選手を
見ていると、ラグビーIQというのか、判断の速さ、的確性、視野の広さ、
そういった頭脳面の凄さを感じます。
これは日頃から、ラグビーを見ていて
一流選手とそうでない選手との違いは、身体能力より
こういった知能面での差の影響が大きい気がします。
まだ２試合ですが、やはり今季の東芝は違う。
そう思わせてくれる２試合でした。
もちろん、２試合とも接戦であり
チーム間の大きな実力差はないと思いますが
強豪の２チームに対して、素晴らしい試合を見せてくれ
結果も残してくれたことで、今季の楽しみがさらに倍増したファンの方も多いと思います。
本当に素晴らしい試合でした。
選手の皆様、ありがとうございました。